こんにちは、読んだ本はたいてい売ってしまって、でももう一度読みたくなったらまた書店で買う黛です。
本記事では、2019年4月25日に発売された、今田里美さんの著書
「開くたびにワクワクする和気文具の手帳アイデア」
を発売当日に紀伊國屋書店新宿本店で買ってきましたのでレビューします。
和気文具さん
和気文具さんは1926年創業の老舗文具店。
私はまだ行ったことがないのですが、実店舗は大阪にあり、2001年からオンラインショップもやっているそうです。
この本の11ページに店内の写真があるのですが、いや、めちゃめちゃオシャレ。
10ページ右下には外観写真が。
白いトビラが素敵すぎ。
一瞬、おしゃれなBARがランチをやってるのかなと思いました。
インスタグラム
和気文具さんのインスタグラムアカウント(@wakibungu)なんですが、
フォロワーが10万人以上もいらっしゃるんです。
それもそのはず、
投稿写真や動画がとてもキレイ、イラストがステキで手帳の装飾アイデアが見ていておもしろいんです!
めちゃめちゃ映えまくっているわけです。
しかも、カンタンでかわいらしくアレンジできるよう紹介してくださっていて、
これなら自分も出来るかもしれないと思わせてくれる内容です。
私も3年ほど前からインスタを拝見しており、
先日Twitterで本になるという情報を発見。すぐ買ってきました。
どんな本?
著者の今田さんは和気文具公式インスタグラムやウェブマガジンをご担当されており、手帳術や手作り手帳の提案などを発信されていらっしゃいます。
デザイナーのご経験もある方なんですね。
書名 | 開くたびにワクワクする和気文具の手帳アイデア |
出版社 | 株式会社KADOKAWA |
著者 | 今田 里美 |
発売日 | 2019年4月25日 |
本体価格 | 1,300円+税 |
判型 | A5 |
ISBN | 978-4-4-04-604171-5 |
印刷所 | 図書印刷株式会社 |
チャプター1~4で構成されていて、それぞれのチャプターでテーマがあり手帳術を紹介しています。
文具好きだけではなく、すでに手帳をアレンジしている人、
これからアレンジしようとする人にもとても参考になるので超おすすめです。
写真が多いから雑誌感覚で読めるのもいいですよ。
インスタで人気の手帳アイデアがカンタンにマネできるよう1冊にギュッと詰まっている本です。
chapter1 書く
ここではどんな手帳スタイルにしようか、スケジュール管理、日記、データログ、コレクションアイデアといった使い方が11パターン紹介されています。
自分のライフスタイルに合わせてどんな手帳スタイルにしようか参考にできるチャプターです。
お仕事&プライベート両立手帳
仕事とプライベートを一緒に管理できるウィークリー手帳です。バーチカルな手帳を、仕事ではフォーマット通りに、プライベートでは時計回りに90度回転させて使います。向きをかえると横長のスペースになるため、使い勝手がぐんとよくなります。
開くたびにワクワクする和気文具の手帳アイデア 22ページより引用
私は方眼のバーチカル手帳がもう好きでずっと使っていて、この使い方をマネしようと思いました。
というか、
バーチカル手帳のウィークリーページを横に使うという発想が私にはなかったので「あーなるほど、えーすごっ!」って感動。
確かに、横にすることで一気に自由度が増しました。
土日を箇条書きで日記的に書こうと思ってマネしました。線引くだけで完成。
ちょっと視点を変えるだけで使い方が広がるんですね。
chapter2 作る
手帳が決まった後、アレンジの仕方を13パターンも紹介してくれています。
オリジナルな手帳にしていくときの参考になります。
レモンダイアリー
レモンの上にスケジュールや日記を書いていきます。レモンは、ふせんで作った果肉の型紙を使って描くので、とても簡単。たくさん書きたいことがある時はレモンの数を増やしても。
開くたびにワクワクする和気文具の手帳アイデア 50ページより引用
ふせんをこういうふうに使うんだと思った1ページ。
これだったら自分にもできそうと思わせてくれるところがすごい。
すぐマネできるので、ちょっとやってみようという気にさせてくれます。
自分がいつも使っている手帳に試してみましたが、紙が薄くて裏写りが激しかったので、
次は厚めの紙の手帳でトライしようと思いました。使ったペンはマイルドライナー。
chapter3 彩る
ふせんやマスキングテープ、スタンプなどを使って、手帳をより機能的で見た目を華やかにしてくれるアイデアが詰まっているチャプターです。
ふせんを使っていつもToDoを書いているスペースを装飾してみました。週によって色を変えて楽しもうかな。この上から普通にToDoリストを書いてもよさそう。
ふせんに穴あけパンチで穴をあけたり、ハサミで切れ込みを入れたりして、「ふせんってこんな使い方もあるんだ」と思いました。
身近にある文房具の工夫の仕方がすごいです。ワクワクさんみたい。
ちなみに、インスタだけじゃなくYouTubeでもチャンネルがあるみたいです。
動画投稿数がまだ少ないみたいですがこれから増えていきそうな感じが!?こちらも要チェックですね。
chapter4 飾る
文字の飾り方、ちょっとしたイラストの描き方など、手軽にカスタマイズできるアイデアを教えてくれています。
フレームやイラストがずらっと紹介されています。イラストが苦手な私でも描けそうと思わせてくれる。
イラストも、自分にもできそうと思わせてくれところがこの本の魅力。
まとめ
カンタンですぐマネできる。この「すぐ」が大事なんだと思いました。ちょっとやってみようと行動に移せました。
すぐできるのは、家にある、身近にある文具を使っているからなのでしょう。
著者の今田さんもおしゃっています。
家にある素朴な文房具も工夫次第で輝けるのです。
開くたびにワクワクする和気文具の手帳アイデア 12ページ より引用
「物事の視点を変える」ということが大事だということをあらためて気付かされた本でもありました。
私は文具のレビュー記事を書いているのですが、すでに紹介した文具をまた異なった視点で紹介できないか考えるきっかけにもなりました。
紹介された手帳アイデアを自分なりにアレンジすればさらに手帳を楽しむことができそうです。
気になった方はぜひチェックしてみてください。
おまけ
「開くたびにワクワクする和気文具の手帳アイデア」は紙書籍と電子書籍を同時発売(サイマル配信)されいるので、好みの媒体で購入することができますが、
ぜひ紙の本を買って読んでみてはいかがでしょうか。
というのも、
私が好きなアニメ「PSYCHO-PASS」に出てくる槙島聖護というキャラクターのセリフがとても印象的で、
これを丸パクリして人に紙の本をすすめています。
そのセリフを引用して終わりにします。ご覧くださいましてありがとうございました。
紙の本を読みなよ。本はねただ文字を読むんじゃない、自分の感覚を調整する為のツールでもある。調子の悪い時に本の内容が頭に入ってこないことがある。そういう時は、何が読書の邪魔をしているか考える。調子が悪い時でも、スラスラと内容が入ってくる本もある。なぜそうなのか考える。精神的な調律、チューニングみたいなものかな。調律する際大事なのは、紙に指で触れている感覚や、本をペラペラ捲ったとき瞬間的に脳の神経を刺激するものだ。
アニメ「PSYCHO-PASS」 より引用