こんにちは黛です。
私がノートの中でも特に好きで愛用している「測量野帳」について書きました。
測量野帳はコクヨ株式会社さんから発売されています。
発売の10年前(1949年)に測量法が制定されたのをきっかけに、ニーズが増大した測量業務の現場の声を反映し開発されました。コクヨでは、ノートなら「ノ」で始まる品番、製図用品なら「セ」で始まる品番がつけられています。測量野帳は、ノートのように見えますが、「セ-Y1」などのように製図用品の品番が付いています。
https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/fieldnote/
発売から50年以上も経過しもデザインがほとんど変わっていない商品。
測量野帳は『LEVEL BOOK』『TRANSIT BOOK』『SKETCH BOOK』と3種類ありますが、私がノートとして活用しているのが「SKETCH BOOK」です。
実際、コクヨさんの「100人、100の野帳」のページでもSKETCH BOOKをカスタマイズしている人が多く見られます。
測量野帳の新しいバージョン
好きなところ①│サイズ感
測量野帳で特におすすめしたい部分がサイズ感です。測量野帳は外で使われることを想定されています。
縦16.5cm×横9.5cmなんですが、これが持ち運びにまた絶妙なサイズなんですよね。パンツのポケット、ジャケットの内ポケット、バッグ、リュックの小ポケット…どのポケットに入れても収まりが良いんです。
スマートサイズの「カ.クリエ」というノートと比較してみました。カクリエも持ち運びに適したノートで良いんですが、個人的にはちょっと大きいと感じてしまします。
16.5cmというサイズはどのようにして決まったのか気になるレベルで絶妙です。横向きにして広く使うやり方も気に入っています。
紙の枚数は40枚なのでノートとして使うには気持ち少ないと感じている反面、この40枚が適切だなあと思うのです。
何を言っているんだと思うでしょうが、40枚であることで厚さが6mmであることです。それ以上に厚みがあるとポケットに入れたときに邪魔と感じてしまうと思うんですよね。重さもでてきますし。
この6mmという厚さが心地良いんです。立った状態で片手で持ってメモをとりやすい。
好きなところ②│頑丈
表紙が固い。ここが嬉しいポイントです。外で使うということは汚れやすいし、立った状態でも使うことがあるということです。そんなとき、やわい表紙だったら書きづらくてかないません。
表紙が固いということは頑丈ということでもあります。ちょっとやそっとじゃ折れ曲がったりしません。頑丈さに定評のある測量野帳です。
実際に私が経験したことで、パンツの後ろポケットに入れて座ってしまったことがありますが、全く折れていませんでした。
また、表紙がシンプルなので、マスキングテープを貼ったり、シールを貼ったりしてカスタマイズしやすいです。
糸かがりで綴じられています。
ノートを長期で使っていてページが取れてしまったことはありませんか?糊付けや針で止められているノートはありがちなことです。私もよく経験しました。測量野帳は糸かがりなので丈夫なのです。
ちなみに、山でツキノワグマの調査中に落としてしまって1年5ヶ月経って見つかった中の記録は読み取れたという実話があるくらい丈夫さは折り紙付きです。
詳しいエピソードと実際の写真はコクヨさんの「伝説の測量野帳」というページに記載されています。
好きなところ③│書きやすい
書きやすさに関しては個人差のが大きいと思いますが、私はこの測量野帳がとても書きやすいと感じています。
3mmの方眼罫線で罫線の色はブルー。そして紙がちょっとツルっとしているんです。おそらく耐水性の加工かなにかだと思うのですが、他のノートと書き比べると少しツルっとした感じがペンを選ばずスルスルと筆記ができて気持ちいい。ひっかかりがあまりない感じがします。
私が思う測量野帳と最強に相性がいいボールペンは、油性なら「ジェットストリーム」、ゲルインクなら「ジュースアップ」です。
まとめ
「irodo(イロド)」という色んな素材に転写できるシールを表紙に貼っていみました。
オリジナルな表紙を作れるほどシンプルなデザインが良いですよね。
本記事では測量野帳の好きなところを書きました。50年以上も販売されているので知っている人も多いとは思いますが、もっと測量野帳が広まってくれたら嬉しい。
不満点を強いて挙げるなら、方眼罫線のブルー色が濃いなということです。
しかし、2021年4月に薄いグレー罫線の「野帳」が発売されました。
また、「KOKUYO ME」というブランドに『Field Notebook』があります。おしゃれなデザインの中身は測量野帳です。
カラーバリエーションが6種類もあります。測量野帳の緑表紙がピンと来なかった人は『Field Notebook』もしくは『新しい野帳』をおすすめします。
ここまでご覧くださいましてありがとうございました。
測量野帳の新しいバージョン